先ほどニュースを見ていたら

「手話ができるゴリラのココが亡くなった」

という話が出てきました。

「え?ゴリラって手話できるの?」

と思いましたが、どうやらそれは本当のようで、
ユーチューブにはこんな動画がたくさんありました。

(女性と手話をするゴリラのココ)

 

(誕生日に猫をプレゼントされたゴリラのココ)

(人間へのメッセージ「人間は自然と地球を大切にしなければいけない」)

しかもココは手話ができるだけではなく、

・絵本を読み聞かせたら喜ぶ

・英単語は2000語ほど理解して日常会話についていける

・母猫をなくした子猫の母親がわりをしていた

・死の概念を理解していた(「死んだら悲しい」と伝えていた)

・自分がゴリラであり人間ではないことを認識していた

など私のゴリラに対する常識を
はるかに超える知能があったようです。

もしかすると三流高校卒の私よりも
知能が高いかもしれません・・・

とまあ、そんな自虐はともかくとして
私は「ココ」への興味がふつふつと湧いてきたわけです。

「ココは一体、どれほど知能があったのか?」

と。

ゴリラが人間と同等以上の知能があるなど
「猿の惑星」の世界だけの話だと思ってましたので、
このニュースは私にとって衝撃だったわけです。

そしてココについて調べれば調べるほど、
その驚愕の知能の高さを裏付ける事実の数々に
私の興味は収まるどころかどんどん膨らんでいきました。

ここではそんな私の備忘録も兼ねて、
ココについて調べた興味深い話を書いていきたいと思います。

手話ができるゴリラのココの驚くべき知能の高さ

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ココは今年で46歳でした。
(1971年7月4日生まれ。)

サンフランシスコの動物園の中で生まれたそうです。

そして発達心理学者のフランシーヌ・パターソン博士と出会い、
手話をあっという間にマスターしてしまいました。

その後、2000以上の英単語を覚え、
パターソン博士と手話で日常会話をするほどになっていきました。

手話をマスターしたのはココが3歳の時だったそうです。

その後、ココは誕生日に「猫のおもちゃ」をプレゼントされました。
しかし、それを気に入らなかったココは
生きた子猫を欲しがったそうです。

仕方なくおもちゃの猫ではなく
生きた子猫をココにプレゼントすることにしたのですが、

「この3匹の子猫の中から好きな猫を選びなさい」

とパターソン博士がココにいうと、
ココが選んだのは自分と同じように尻尾のない子猫でした。

そしてその子猫の毛づくろいをしてあげたり、
まるで母親のようにその子猫を育て始めました。

ココは大喜びしてその子猫を
まるで自分の赤ちゃんのように可愛がったのです。

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いつも一緒にいて、面倒を見てあげました。

ココの飼育員たちは最初の頃、
「ココが子猫を殺してしまうのでないか」と
ドキドキしていたそうです。

ですがココは子猫を殺してしまうどころか、
一生懸命に愛情を注ぎ可愛いがり続けていました。

子猫はココのことを本当の親のように感じていたのか、
ココの腕の中でいつもスヤスヤと眠っていたそうです。

子猫との悲しいお別れ・・・

しかし子猫とココの別れは訪れることになります。

子猫は車に轢かれて死んでしまったのです。

パターソン博士はその事実をココに手話で伝えました。

するとココは子猫の死を理解し、
手話で悲しみを伝えて大きな声で泣き続けました。

まるで自分の赤ちゃんのように可愛がってた子猫の死。
ココはこの時に「死」の悲しさを知ったのだと思います。

のちにココは手話で死について

「とても悲しいもので、真っ暗な暗闇のようだ」

と語っていたそうです。

「そもそもゴリラって死ぬということを理解しているのか?」

そう感じる人も多いのではないかと思いますが、
少なくともココは死の概念をしっかりと持っていました。

これはココと飼育員が手話で死について語ったときのことです。

飼育員:(ゴリラのぬいぐるみを指して)このゴリラは生きてる?死んでる?
ココ:死んでいる。バイバイ。

飼育員:ゴリラは死ぬ時に悲しい?それとも怖い?幸せ?
ココ:眠るだけ。

飼育員:ゴリラは死ぬとどこに行くの?
ココ:苦労のない真っ暗な穴に、さようなら

飼育員:いつゴリラは死ぬの?
ココ:病気か年をとって。

つまりココは死ぬということを理解していたのです。

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ココはずっと赤ちゃんを欲しがっていた

ココは自分の赤ちゃんがいませんでした

子猫と悲しいお別れをしてからは
いつもゴリラのぬいぐるみを抱きしめて

「この子が自分の赤ちゃんだよ」

と手話で周りの人に伝えていたそうです。

そんなココですが、一時期は動物園の中で
オスのゴリラ2匹と共同生活をしていたことがありました。

けれどもそのオスゴリラとの間には赤ちゃんが生まれず、
ずっと仲のいいお友達だったそうです。

そしてココは一時期、動物園ではなく、
飼育員や保護団体の観察下のもと、
野生の森で自由に暮らしていたこともありました。

そこでココは一頭のゴリラに近づき
家族になろうとチャレンジしたそうなのですが、
結局、ココの願いは叶わなかったのです。

ココは自分の「家族」が欲しかったのだと思います。

とても母性本能が強く、
猫などの小さな生き物にはとても優しかったココ。

優しく抱きしめたり、体を舐めて毛づくろいしてあげたり、
ココはとても優しかったのです。

しかし、46歳でココの人生は幕を閉じました。

多くの人から愛されてきたココは
とても賢く、優しいゴリラだったのです。